ソチ五輪の選手強化 やっぱり「カネを使うべきは男より女」

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 ソチ五輪の日本勢は男子よりも女子が躍進しそうだ。

 10日に行われたソチ五輪の監督会議で日本オリンピック委員会(JOC)の担当者から出場選手に関する報告があり、現時点で66人の出場が決定。スキー、ボブスレーの2競技を残しているとはいえ、最終的にはトリノ五輪の112人を上回り史上最多の115人に上ることが明らかになった。現時点では男子16人に対して女子は50人で、冬季五輪史上初めて女子が男子を上回ることが確実だ。

 ジャンプの高梨沙羅(17)、フィギュアスケート浅田真央(23)らメダル候補に女子が多いだけに、今大会も男子は引き立て役で終わるだろう。先のロンドン五輪でも女子の活躍が光ったように、日本のスポーツ界は男子の不甲斐なさが目立つ。JOC関係者の間からも「女子の競技に重点的に強化費をつぎ込んだ方が効果的だ」との声が上がっているほどだ。

 女子の奮闘が目立っているのは日本に限ったことではない。ロンドン五輪でメダル獲得数104個でトップに立った米国も、女子のメダリスト(金4個)が増えたことが大きい。JOC関係者によれば、ここ数大会は女子メダリストを多く輩出した国がメダル獲得で上位を占める傾向にあるという。

 2020年東京五輪を控えているだけに、ソチ五輪の結果次第で女子の強化に本腰を入れる競技が増えるのは確実だ。

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