肉体改造で増量 巨人・坂本をマッチョ化に走らせた本当の理由

公開日: 更新日:

 レギュラーを奪取した高卒2年目の08年の開幕戦で1試合だけ二塁でスタメン出場。まだ19歳だった坂本はボソリとこう漏らしたことがある。
「ゲッツーの時とかセカンドは逆の動きがあるから体の使い方が難しい。やっぱりショートが華。いつかショートを守りたい」

 まだ不動の遊撃手として二岡が君臨している時代。坂本の言葉は無謀に聞こえたが、この年、本当に遊撃のレギュラーに定着したのだった。昨年のWBC日本代表でも正遊撃手を務めた。他の選手よりショートというポジションへのこだわりが強いのだ。

「嫌いだったウエートをやっているのは、打撃復調、シーズン後半に失速した昨年の反省からスタミナ面を強化するのはもちろん、遊撃からの送球を強くする意味合いが大きい。二塁へコンバートされないようにするためです」(前出の関係者)

 巨人はこの日(27日)、キャンプ一軍スタートのメンバーが宮崎入り。28日からの合同自主トレに備えた。有事だろうが万が一だろうが二塁はごめん、とばかりに、坂本はどんどんマッチョになっていく。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは