爆弾抱えながら早くも力投…大竹も感染した“巨人ウイルス”

公開日: 更新日:

■そういえば、あのFA投手も…

 06年オフに横浜から巨人へFA移籍した門倉がこう言っていたことがある。07年キャンプで初日からブルペン入り。第2クールには、1日で200球を投げた日もあった。

「これまで初日からブルペンに入るというのはあまりなかったけど、早くチームに溶け込みたいから。2年連続2ケタ勝利といっても、11勝、10勝。巨人はいい投手がいっぱいいる。FAだってアピールしないといけない」

 調整リズムを崩した門倉は結局、巨人での2年間でわずか1勝。自由契約となってチームを去っている。大竹もこの2年は11勝、10勝。入団前の勝ち星が門倉と同じなのも不安を募らせる。

 同じFAでも小笠原(現中日)は違った。誰が何と言おうと独自調整を貫き、原監督ですら、「あれでガッツは大丈夫なのか?」と心配したほどのスロー調整。だが、心配無用だった。移籍1年目にいきなりMVPを獲得。「巨人のFA史上で初めて活躍した選手」とされている。ペースを貫くことが大事なのだ。

 巷ではノロウイルスが大流行中。大竹は早くも“巨人ウイルス”に感染してしまった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも