プログでも弱気発言…葛西紀明「W杯個人総合優勝」絶望
葛西紀明のジャンプのW杯総合優勝が絶望となった。4日(日本時間5日未明)、ノルディックスキーW杯ジャンプ個人24戦がフィンランドのクオピオで行われ、葛西は8位。W杯ポイントを32点しか稼げず、優勝(100点)して今季6勝目のK・ストッホ(ポーランド)との差は364点と開いた(葛西867点、ストッホ1231点)。個人戦は残り4試合。葛西の総合順位は4位。逆転優勝は事実上消えた。
大会後、自らのブログで「ここ最近の試合は2本目で全部順位を落としている」と書いているように、クオピオでも1回目は123メートルを飛び7位。しかし、ほとんどの上位陣が2本目に距離を伸ばす中、葛西は2回目も123メートルにとどまった。前回(2日)のラハティ(フィンランド)の大会でも1本目の8位から2本目9位に落ちた。
■痛み止めを増やして飲んたものの…
原因は膝だ。2月26日、ファルン(スウェーデン)の大会の1回目に着地で右膝を痛め、それが飛距離、着地のテレマークに影響しているからだ。葛西もブログにこう書いた。