膝と腰に“爆弾”抱え…残り6戦、葛西「W杯総合優勝」に望み

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 葛西紀明は明るかった。フィンランド・ラハティで2日に行われたノルディックスキーW杯男子ジャンプ個人23戦で復帰、9位だった。葛西は2月26日のW杯個人21戦(スウェーデン・ファルン)の1本目の着地で右膝を負傷。精密検査を受けてラハティ入りしたのは1日。28日の22戦と翌日の団体戦はパスして、2日の試合に臨んだ。

 結果は1本目、ヒルサイズまで2メートルと迫る128メートル。だが、「右膝を痛めたファルンと似た感じに見えた。だましだましテレマークらしく見せた」(葛西)着地。結局、テレマークは入れられず飛型点が響いて8位。2本目は125メートル、着地も決めたが合計257.1点で9位だった。

 それでも葛西は前向きだ。3日早朝の自らのブログにこう書いている。「3本飛んできたよ! 膝痛くなかった。結果は9位だけどこの膝でシングル入りはたいしたもんだ!
 (中略)怖くてテレマークランディングは入れられなかった。入っていれば楽に3位につけられたんだけど、そこはしょうがない」

 41歳の葛西にとって腰と膝は一番の弱点だ。本人もこう話している。

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