客離れ心配な阪神 「掛布1軍」の“特効薬”使えない理由

公開日: 更新日:

 チームがパッとしない上に、チケットも売れない。チーム内からは、「こうなったら二軍にいる掛布DC(GM付育成&打撃コーディネーター)を一軍に引き上げるしか、起爆剤はないんとちゃうか」という嘆き節すら聞こえてくる。

■最後の大物が失敗すれば…

 1988年に33歳の若さで現役を引退した掛布氏は、現役時代の飲酒運転や実質経営する会社が約4億円の負債を抱え事実上倒産した金銭トラブルが嫌われ、「阪神最後の大物」といわれながら指導者になれなかった。

 オフ、同じ千葉県出身で掛布氏と親しい中村GMが乗り出し、DCに就任させた。関西のスポーツ紙が連日、掛布DCのキャンプでの動きを伝えたのは、それだけファンの注目度が高いとの計算からだ。

 掛布DCには阪神の若手指導の他に評論家としての仕事もある。ある古手の阪神OBは「球団から、打撃コーチとして一軍ベンチに入って欲しいと言われたら、掛布は二つ返事で引き受けるでしょう。でも、中村GMがそれを許さない」と言って、こう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった