連敗3でストップ ロッテ・サブローを発奮させた“火の粉”

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 ベテランも目の色を変えざるを得なかったのだろう。

 ロッテサブロー(37)が、7日のオリックス戦で気を吐いた。

 1点を追う五回2死一塁の第3打席。オリックス・比嘉から左中間へ同点の適時二塁打を放つと、七回2死三塁の第4打席は馬原から勝ち越しの左前適時打。ロッテはサブローのバットでオリックスに勝ち、連敗を「3」で止めた。

■精彩を欠く涌井

 プロ20年目のサブローはチームの若返りもあって、今季は主に指名打者や代打が中心。本人も、プレーでの貢献より、伊東監督の参謀役、将来の監督候補としてベンチをまとめる役割を買って出ていた。

 ところが、そんなベテランも悠長に構えてはいられない状況に陥った。自らがフロントにプッシュして獲得に至った涌井が開幕から精彩を欠いているからだ。

 涌井は2年総額5億円という大型契約でロッテに加入するも、現在まで2勝4敗、防御率3.83とイマイチ。周囲からは「高いカネを払って獲得する選手じゃなかったんじゃないか」という声が上がり、サブローにも「火の粉」が降りかかっていたという。

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