今季初勝利 ロッテ涌井を奮起させた「あんなもん」発言

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「あんなもん」がリベンジを果たした。
 ロッテの涌井が15日の古巣西武戦で、7回5安打2失点、8奪三振の好投。今季初勝利を手にした。

 ネット裏で解説した前西武投手コーチの石井貴氏(評論家)が言う。
「この日はMAX147キロ出ていたように、直球が生きてくると他の変化球も生きる。腕の振りも良かった。まだ1回勝っただけとはいえ、先発として勝つコツを再びつかみ直せばいい」

■西武ではリリーフ起用

 西武ではここ2年間、先発を剥奪され、主にリリーフ起用。復活を期してロッテに移籍するも、1日の西武戦では六回途中、5安打5四死球3失点でKO。

 伊原監督に「涌井はあんなもん」と嘲笑された。これにはバカにされた当人も、「一緒にやったこともないのに、何であんなことを言うんでしょうね」と憤慨したほどだ。

 それだけに、よほどうれしかったのだろう。
「伊東監督には<投げられるんなら、最初から投げろ>と言われました(笑い)。(古巣相手に移籍後初白星は)ある意味、そういう巡り合わせというか…。調子は良かった」

 試合後は、口も滑らかだった涌井。ちなみに「あんなもん」にしてやられた伊原監督は「前回と比べて、ウチがいいところで適時打を打てなかっただけ。それだけの違いじゃないの。(涌井は)前回も良かったから」と。

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