「トップ下・本田」機能せず…ザック日本に“荒療治”急務の声

公開日: 更新日:

 柿谷は今季Jリーグ開幕から10戦連続ノーゴール。長期間にわたり精彩を欠いていた。この日の先発起用は、ザッケローニ監督が「奮起」を促す意味ではなかったのか。「サプライズ選出」は大久保ではなく、柿谷だった……。

■グループリーグで赤っ恥の可能性

 試合後、ザッケローニ監督は「鹿児島合宿で厳しいフィジカルトレーニングを課したので、運動量やキレなどを求めることは出来なかった」と“言い訳”した。しかし、前出の平野氏が「コンディションうんぬんの問題ではない」とさらに続ける。

「ザッケローニ監督はW杯で《攻撃的に戦う》ことを表明しているが、キプロス戦での《決定力の低さ》でどの国から何点取るというのか? この日の日本では守備に難点のあるコートジボワールから1点取れても、ギリシャとコロンビア相手にはゴールは奪えないでしょう。もっとも、コートジボワールからゴールを決めたとしても、強力攻撃陣を擁するコートジボワールに“3倍返し”を食らって完敗――という光景が目に浮かびます」

 ブラジルW杯開幕まで15日。ザック・ジャパンの前途は真っ暗である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々