釜本邦茂氏がW杯日本代表「ストライカー陣」を徹底検証

公開日: 更新日:

日本代表攻撃陣に問題アリ

 サプライズ選出で一躍トキの人となった大久保をはじめ、ザッケローニ日本代表FW陣を不世出のストライカー釜本邦茂氏がシビアに検証する。

 W杯を前にしてケガが怖かったのか、AFCアジアチャンピオンズリーグでFCソウル戦にフル出場した大久保は、シュートにつながるような動きが少なかったね。

 サプライズ選出で日本代表の救世主扱いを受けている大久保は、ここにきて「1トップも十分に務まる」「スタメンで使うべし」といった論調が目立つようになった。

 が、そもそも彼は1トップのタイプではない。FWの背後でアグレッシブに動き回り、DFの裏をタイミング良く突いてシュートに持ち込んでいく。あくまで「2列目の選手」だ。かつては強烈シュートを決めようとして力が入り過ぎるところもあったが、最近はリラックスして打てるようになった。機を見てミドルシュートを放つようにもなったし、点取り屋としての熟成は進んでいるものの、不安はある。

 昨季Jリーグ得点王にして今季も8ゴールで日本人選手ランク首位と好調を維持しているが、それもこれも「チームメートのMF中村憲のお膳立て」があるからこそ。息の合ったパスの出し手が不在の日本代表でゴールを量産できるのか?

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも