元セレソンGKジウマール「W杯初体験のザックは精神的強さも試される」

公開日: 更新日:

「クルピが監督をやっていた時、何度も何度も日本に行っていたものだよ。特に覚えているのは香川と清武だね。彼らは18歳ぐらいから抜きんでた才能があった」

 ジウマールは香川、清武、柿谷の3人を「クラッキ」(才能ある選手)であると評価する。

「クラッキとは、足技が巧みなのはもちろん、ボールがどこに来るのか、ちゃんと予想できる選手のことだ。この才能は天賦のもの。教えることができない。3人以外にMF本田(圭佑)もクラッキだ。ここまで日本代表に良質な選手がそろったことは過去になかった」

 ただし――。ジウマールはこう付け加える。

「W杯はW杯だ。他の国際大会とは、まったく雰囲気が違う。W杯は全試合がトーナメント大会の決勝のようなもの。一試合でもおろそかにできない」

 その点で日本には、拭いきれない不安がある。

「日本は確かに強くなった。昨年6月のコンフェデ杯のイタリア戦のように、強豪チームと互角の試合が出来るようになった。しかし、3対4で逆転負けしたように勝ち切れないのも事実。良い試合が出来る。きっちり試合をモノにする。これはまったくの別物である」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性