元セレソンGKジウマール「W杯初体験のザックは精神的強さも試される」

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 日本代表は「20年前から同じ問題を抱えている」とジウマールは見ている。

■「日本は昔から点を取られると慌ててしまう」

 ジウマールは、94年米国W杯優勝メンバーのひとりである。彼のようにサッカーを熟知するブラジル人が、しばしば「フッチボウ・エ・デターリャ」という言い回しを口にする。「サッカーは細部で決まる」と訳せる。

「W杯に出てくるアフリカ諸国のチームを思い出してくれ。アフリカ大陸には、世界トップ級の才能ある選手がそろっている。大会によってはベスト4に進むこともある。しかし、残念ながら優勝はできない。ある大会で結果を残しても、次の大会で彼らはどうだ? 継続して結果を残すということが出来ない」

 その理由として「感情の起伏が激し過ぎる」とジウマールは分析する。

「点を取った後、ダンスをしながら喜ぶのがサッカーではない。本当に強いチームは、点を取るとすぐに気持ちを切り替える。勝負は“細部の積み重ね”によって決まることを知っているからだ」

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