サントスFC育成トップが語るネイマール「本当の凄さ」

公開日: 更新日:

 3試合目でようやくブラジルらしさを見せた。その中心はもちろん、FWネイマール(22)である。

 ネイマールは柔らかい足技のドリブルの印象が強いが、彼の凄さはそれだけではない。サントスFC下部組織のコーディネーターであるリマから、ネイマールを見いだしたときの話を聞いたことがある。当時、ネイマールは11歳だった。

サッカー選手として能力があるかどうかは走り方を見ただけである程度分かる。さらに大切なのはボールを受けた瞬間の動きだ」

 サッカーで最も大切な技術は、ボールをきちんと止めること、そして自分の狙ったところに蹴ること、この2点である。トップのサッカー選手はこの2つの技術を素早く、正確にこなす。

 その上でドリブルで自らがボールを運ぶのか、あるいはパスを出すのか、シュートを打つのかを瞬時に見極める。リマがネイマールを気に入ったのは、まさにこの点だったという。

「次にどういうプレーを考えているのか、その選択肢が他の選手よりも多い。ネイマールを見て素晴らしい選手になると直感したよ」(リマ)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ