4年で価値20倍 W杯得点王ロドリゲスの“お得度” 

公開日: 更新日:

 ブラジルW杯で日本代表を奈落の底に突き落とした、コロンビア代表のFWハメス・ロドリゲス(23)が、スペインの名門レアル・マドリードへ移籍する。
 日本時間18日に英紙デーリー・メールが「合意間近」と報じ、スペインの地元紙は「本人とクラブの間で基本的に合意した」と報じた。

「W杯で6ゴールを挙げて得点王に輝いたロドリゲスは、13年5月にポルトガルのFCポルトからフランスの名門モナコに移籍したばかり。当時の移籍金は62億円、年俸は8億2000万円でしたが、今回Rマドリードが用意する移籍金は109億円、本人への年俸は10億円とみられています。ちなみに、10年7月にコロンビアのエンビガドFCからポルトに移った際の移籍金は5億6000万円。わずか4年でその価値が20倍になった。まさにW杯特需ですが、左足のキック、ドリブル、ボールコントロールは世界屈指のうえ、試合の流れを読む目にも優れるロドリゲスの年俸10億円はむしろ『格安』と言っていいですよ」(サッカーライター)

 確かに「格安」だ。なにしろ、W杯で1ゴールに終わった日本代表の本田圭佑(28)のACミランでの年俸は7億7000万円、ブラジルでほとんどなにもできなかったマンチェスター・ユナイテッドの香川真司(25)は5億2000万円である。

 しかも、だ。ふたりとも今季も、ポジションを確保できずにベンチを温める可能性が大。カネを出すのはクラブ側とはいえ、10億円のロドリゲスと比べれば、ベラボーではないか。年俸だけで見れば、「W杯優勝しか考えていない」などと大風呂敷を広げて、勘違いするわけである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋