なぜか巨人戦で投打爆発 「最強の最下位」ヤクルトの破壊力

公開日: 更新日:

■重圧がないからスイングの迫力が違う

 そんな打線に背中を押されるのか、12球団ワーストのチーム防御率4.88というヤクルトのズタボロ投手陣も、巨人戦に限ると4.04と改善。巨人投手陣のヤクルト戦防御率が5.70だから、貯金1が作れているだけ御の字という成績なのだ。

 8月に入っての14試合で9度の2ケタ安打を記録している今のヤクルトは「最強の最下位球団」といわれている。8月に限れば8勝6敗のヤクルトに対し、巨人は6勝8敗1分けのセ5位。いってみればこちらは今、「最弱の首位球団」である。

「その1打席、その1勝がペナント争いに大きく影響してくるAクラス球団の選手には当然、これからはさらなるプレッシャーがかかる。残念ながら最下位脱出を目標とするしかなくなったヤクルトの選手とはそこが決定的に違う。重圧なくイケイケドンドンでいけるからスイングの迫力がまったく違う、と広島の野村監督も『だからこれからのヤクルトは怖い』と言っていました」(評論家の橋本清氏)

 この3連戦、原監督は何度ベンチを蹴飛ばすことになるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘