CS進出諦めムードも…小川の好投がヤクルト唯一の救い

公開日: 更新日:

 打球を受けて右手を骨折していたヤクルトの小川が復帰2戦目に魅せてくれた。

 21日の広島戦に先発。3点リードの三回、2死満塁のピンチを招くも、エルドレッドの内角に146キロの直球をズバッと投げ込み空振り三振。胸のすく投球でスタンドを大いに沸かせた。

 八回には、そのエルドレッドに2番手カーペンターが30号2ランを浴びるもヤクルトは辛勝。7回6安打無失点の小川は4月11日(DeNA戦)以来の4勝目。久々のお立ち台では「とにかくスタートが大事と思って後悔のないピッチングをした。全力を振り絞ることだけを考えて投げた」と淡々と答えた。

 ヤクルトは今季も主力に故障者が続出。昨季60本塁打の日本記録を樹立したバレンティンは左アキレス腱痛が回復し、13日から一軍に戻ってきたが、以後の5試合は2安打、0アーチとサッパリだ。

 最下位に低迷するヤクルトは、すでに首位巨人とは13・5ゲーム差。3位広島にも8・5ゲームも離され、ストレスがたまる一方のファンは早くもクライマックスシリーズ進出も諦めムード。猛暑のナイター観戦で、うまいビールが飲めるのはライアン小川の登板日しかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差