巨人・阿部慎之助が語る「45歳まで現役」「捕手引退の覚悟」

公開日: 更新日:

──仮にこのまま正捕手を外れてずっと一塁をやることになったらどうする?

「全然、受け入れます。実際にそういうこともあると思っています」

  ちょっと意地悪く聞いてみましたが、即答でした。巨人の大黒柱としてチームを牽引してきた阿部選手も、来年の3月で36歳。今年2月のキャンプで話をしたときは、「若い捕手が入団してくるたびに『ポスト阿部』と言われたり、書かれたりする。そうか、オレももう、そんな年になったのか、とイヤでも年齢は意識させられますよ」と苦笑いを浮かべていました。周囲は、特に守備での動きの衰えを指摘しますが、本人は「もちろんキャッチャーができなくなったわけでも、やりたくないわけでもありませんよ」と限界説をきっぱり否定するものの、チームと自分の将来を考えたとき、一塁転向に悪いイメージはないということです。

■「自分で自分の髪をつかんで起きた」

 巨人にとっては、「ポスト阿部」の育成はここ数年の課題。阿部選手の後釜を任せるに足る小林誠司(25)がドラフト1位で入団した今年、世代交代を推し進めるのは当然の流れかもしれません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは