ここ一番で勝てない広島…「得失点差」だけならリーグ首位

公開日: 更新日:

 広島は痛い1敗だった。28日のヤクルト戦。後半戦、初めてエースの前田が中5日で先発。最下位チームを3タテして勢いに乗りたいところだったが、そのエースが4回5失点の大誤算。0・5ゲーム差に迫っていた2位阪神は敗れたものの、2位浮上を逃した。

「ギアが入ったところで……」と、野村監督も言葉を詰まらせたように、今年の広島は大事な試合を落とすことが少なくない。

 今季の広島は、交流戦では9連敗を含む9勝15敗で最下位。この日先発したエースの前田が8月に1勝3敗と波に乗れず、リリーフとしてチームを支えてきた一岡が故障離脱している。とはいえ、波に乗れない理由はそれだけじゃない。1点差ゲームは11勝15敗と負け越しており、巨人の22勝13敗と比べても差は歴然。

 前田はこの日だけでなく、巨人と阪神には1勝3敗と勝ちきれない。この試合に勝てば勢いに乗れる、というところで痛い1敗を喫していることが、なかなか浮上できない原因だ。

■首位巨人は得失点差マイナス7なのに

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー