五輪組織委が“水膨れ”…元凶は森会長のワンマンと八方美人

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■「オールジャパン」はあくまで建前

 森といえば、能力よりも“気配り”で政界をのし上がってきたような男だ。「政治家パーティーの挨拶では、後援会幹部の名前をフルネームで盛り込む」「後輩議員にネクタイを贈っている」など、ネタに事欠かない。だが、人数が多すぎてはマトモな会議にならない。お茶や事務連絡など運営費も余計にかかる。来月、顧問会議の初会合が開かれるというが、いったい170人でどうやって議論するのか。

「オールジャパンのムードづくりが大事、ということらしいですよ。顧問や委員にアドバイスをもらうというのは建前。人数が多ければ意見集約する必要もないし、全て森さんのワンマンで進められます」(都政記者)

 29日召集の臨時国会で、内閣法を改正してまで大臣枠を増やし、五輪担当相が置かれる。このポストに就くとされる遠藤利明衆院議員も森の子飼いだ。まさにヤリたい放題である。

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