日本オープンV自画自賛 池田勇太の独演会に「プロ失格」の声

公開日: 更新日:

 池田勇太の優勝で幕を閉じた日本オープン(千葉CC梅郷コース=7081ヤード・パー70)。

 今年は特別招待で出場したアダム・スコット(34)のおかげで、4日間2万9142人もの観客が集まり大会は賑わったものの、目の肥えたファンにとって、試合内容はつまらなかったはずだ。

 最終日の最終組は、3日間で12アンダーまでスコアを伸ばした池田勇太(28)と、3打差2位につけた片山晋呉(41)のペアリング。日本オープンといえば「ゴルファー日本一」を決める大会だから、ラフは長く、フェアウエー幅が狭く、高速グリーンと例年タフな設定で知られ、優勝スコアはイーブンパー前後の熾烈な戦いになる。そこが見どころであり、ファンも選手がボギーをたたかない必死なプレーを固唾をのんで見守る。

 しかし今年はよほど簡単だったのか、最終組の2人はともに3日間60台だったから拍子抜けだ。

 とはいえ、この日の池田は2つスコアを崩し、片山はパープレーとそれまでの勢いがパタリと止まった。それでも3日間の貯金がモノをいって逃げ切った池田は、今季初勝利が日本オープンでよほど嬉しかったのか、独演会が約30分も続いた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因