日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

ロッテドラ2京大・田中英祐 早くも聞こえる実力外の“雑音”

 ロッテに2位指名された田中英祐(22)は、ドラフト前から有原や安楽以上に注目された。

 MAX149キロの速球を武器にリーグ戦通算8勝を挙げる右腕投手は、かの京都大学から初めて誕生するプロ野球選手。会見場には14台ものテレビカメラが集まり、「成功できればいろんな方に勇気を与えられる。ある種の使命感を持ってやりたい」と口を開くや、無数のフラッシュを浴びた。

 中高一貫の進学校で有名な兵庫の白陵高から京大に現役合格。工学部工業化学科に在籍し、卒論のテーマが「SFA(表面力測定装置)における水和構造の逆計算理論」だというのだから、異色には違いない。一流商社などの内定を蹴ってプロからの指名を待ったエピソードもスポーツマスコミを喜ばせた。

 180センチ、75キロ。線が細く、武器のひとつである切れ味鋭いスライダーも「プロでは並」(某スカウト)とシビアな声もある。国立大のもうひとつの雄、東大からは過去に5人がプロ入り。うち4人は短い現役生活を終えていずれも親会社か球団の要職に就いた。田中が「ロッテも本社か球団の幹部候補生のつもりで指名したんだろ」(別のスカウト)と言われるのはそのためだ。

 ロッテの伊東監督は、「実力的にもいいピッチャー。話題性プラス実力で指名させてもらった。西武の岸に似ている」と言った。その期待通り、実力で雑音を封じるしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のスポーツ記事