日本は願ったり 東京五輪「空手」採用へ世界連盟強気の理由

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 さらに空手には「組手」と空手本来の正確な形を披露する「形」があるが、空手連盟が今回「組手」に絞ったのは、参加選手人数(1万500人)を増やしたくないIOCの要望によるものだという。

 日本にとっても、空手実施は願ったりかなったりだ。まず柔道と日程調整して武道館を使用するので、新しい会場施設をつくる必要がない。2012年パリ世界選手権の「組手」では、日本は男女各5階級で金1、銀2、銅3のメダルを獲得。今後の強化次第ではメダルはさらに増えるとみられている。

 予算に糸目をつけず、メダル取りに躍起になっている日本政府や日本オリンピック委員会にとっても好都合だ。4日(日本時間5日未明)、世界空手連盟のエスピノス会長は、「20年東京五輪で2競技追加なら、野球・ソフトと空手が候補」と話した。新競技の採用は12月のIOC総会で決まる。

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