菊池涼介が4600万円アップ 広島が大盤振る舞いした狙い

公開日: 更新日:

 27日、広島菊池涼介(24)が契約更改。3900万円から4600万円アップの8500万円で一発サインをした。

 3年目の今季は不動の二塁手として144試合すべてに出場し、11本塁打、58打点、リーグ2位の打率.325。シーズン535補殺で自身の持つ二塁の補殺記録を更新するなど、守備でも再三にわたって貢献した。

「すごく評価をしていただいた」とホクホク顔の菊池だが、それにしても驚くべきは球団の太っ腹だ。

 広島はFA選手は流出こそあれど、獲得したことは一度もない。年俸もエース前田の2億8000万円の次は梵らの1億円。カネをかけない球団経営に徹している。

 そんな広島が菊池に倍額以上の大幅アップ。来季の活躍次第では年俸1億円突破は濃厚、それどころか、2億円も時間の問題だろう。果たして、このペースで給料を払い続けられるのか。 人ごとながら「大丈夫か?」と心配になってくる。

 それだけに、「まさか菊池をポスティングで売るのでは?」という懸念も出てくる。日米野球で見せた華麗な守備はMLBの公式サイトでアップされたほど。メジャースカウトの間でも「ヒロシマのキクチ」は話題になっている。

 可能性はある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋