バックスクリーン弾の広島・菊池 「飛ばしの秘訣」自ら解説

公開日: 更新日:

 広島菊池涼介(24)が攻守で活躍し、チームを快勝に導いた。

 打っては1点を追う三回1死一、三塁で高めの変化球を捉えると、自身「初」というバックスクリーンにブチ込む逆転3ラン。この回一挙7点を奪う呼び水となった。

 守っては6点リードの四回2死二、三塁のピンチで、中日・松井雅の一、二塁間への安打性の打球をダイビングキャッチ。すぐさま起き上がると、一塁へ矢のような送球でピンチを救った。野村監督は試合後、「本塁打で点を取るのはいいことだけど、その後の菊池のファインプレー。今日一番のビッグプレーだった」と繰り返し、超美技を称賛した。

 171センチ、69キロ。プロ野球の世界では小柄な方だ。ウエートトレーニングをガンガンやっているかというと、「しなやかさが消えてしまうので、あまりやらない」と言う。打球を飛ばせるのはなぜか。打ち方と強靭過ぎる下半身にポイントがあった。菊池がこう言うのだ。

「ボクの場合、打つポイントが前なんです。低めの変化球を見極めるために『引きつけて打て』ってよく言うでしょ? でもボクは落とされて体勢を崩されても、下半身でぐっと粘る。だって、ボールは前でさばいた方が打球は飛ぶんすよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした