最下位予選落ちのウッズ 無様なプレーで加速するファン離れ

公開日: 更新日:

 しかしウッズにとって今大会は、過去7勝と相性のいい次戦の「ファーマーズインシュランスオープン」に向けての調整。ハナから真剣にプレーする気などなかったわけだ。ウッズには練習試合、半分お遊びだったのかもしれないが復活を待ちわびていたファンにとっては裏切られた思いが強かった。あまりにやる気のない態度や精彩を欠いたプレーに、「なんだそのプレーは」という痛烈なブーイングが飛び交った。

■ウッズの低調でテレビ視聴率は低下の一方

 ファンだけでなく、ウッズの予選落ちを苦々しく感じているゴルフ関係者は多い。というのも、米国内ではゴルフ人口がこの10年間で約500万人も減って、約2500万人と減少に歯止めがかからない。ゴルフクラブや用具の売れ行きも悪く、マーケットが縮小しており、ウッズの不振が続くと業界も歩調を合わせるように衰退してしまうからだ。

 ウッズの活躍で、米ゴルフ界は大きく成長してきた。プロ転向した1996年の米ツアーの賞金総額は約7000万ドルだったが、2013─14年には5倍の約3億5000万ドルまで膨れ上がった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ