堂上を支配下登録 巨人原監督の狙いは大物2人への“刺激剤”

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 巨人の堂上剛裕(29)が23日、支配下登録され、沖縄・那覇市内のホテルで会見を行った。

 昨オフに中日から戦力外通告を受け、育成選手として巨人入り。春季キャンプは一軍で、紅白戦、練習試合、オープン戦の実戦7試合で24打数10安打、打率.417、1本塁打、9打点と打ちまくった。年俸は600万円から1500万円、背番号は「014」から「91」に変更。会見で「苦しかった時期? ずっとです。今まで経験したことのない気持ちで野球に臨んでいた」と涙を流した。

 キャンプイン直後、「早めにチャンスを与える」と語っていた原監督の期待に早々と応えた堂上。支配下登録にゴーサインを出した指揮官には「大物2人」の尻を叩く思惑もありそうだ。

 堂上の守備位置は、本職の外野より一塁を守る機会が増えた。ここには今季転向した阿部慎之助(35)がいるが、11年に肉離れを発症した「古傷」の右ふくらはぎを痛め、沖縄では別メニュー調整が続いている。もう主将でも捕手でもないだけに、立場はかなり危うい。

 もうひとりは打撃コーチ兼任の高橋由伸(39)。外野手で左の代打が濃厚というポジションがモロかぶり。堂上が打てば打つほど、大物2人が引退へと追い込まれる状況になる。巨人OBが言う。

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