大阪桐蔭対決を制した森にピッタリだった“西武の水”

公開日: 更新日:

 表情こそ変えなかったが、気持ちは投球に表れていた。

 6日、阪神西武のオープン戦。一番盛り上がったのは七回に実現した大阪桐蔭高対決だった。阪神・藤浪と西武・森といえば、高校時代は甲子園の春夏連覇を達成した黄金のバッテリーだ。プロ入りが1年早い藤浪は後輩の森を相手に、「変化球なんていらん」といわんばかりにすべて真っすぐ勝負。まずは153キロの初球で空を切らせると、その後は自己最速タイの157キロを連発。豪快なスイングの森を左飛に打ち取った。ちなみに森は、「直球だけでくると何となく分かった。それでも振り遅れるぐらい速かった」と脱帽した。

 この対戦を見ていた阪神OBがこういう。
「大阪の高校で甲子園をあれだけ沸かせた2人だからね。本当なら阪神でもバッテリーを組んで欲しいのよ。でも、うちの球団は矢野が引退してから正捕手が決まらない。大卒2年目の梅野は守備は60点でも、パンチのある打撃は魅力。和田監督は正妻に育てる腹を決めた。一方、高卒2年目の森はこの日マスクをかぶってフル出場したが、キャッチングや送球、リードは二軍レベル。上本には4安打され、梅野には外角一辺倒の攻めで3安打でしょ。とても阪神で一軍マスクは無理。かといって、二軍に置いても育てられる指導者はいないからね。こういっては何だが、優勝の目がない西武だからできることだよ」

 一昨年のドラフトで阪神が森を取りにいかずガッカリしたファンは多いが、阪神に指名されても早々に捕手失格の烙印を押されてコンバートされたはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  2. 2

    矢沢永吉&松任谷由実に桑田佳祐との"共演"再現論…NHK紅白歌合戦「視聴率30%台死守」で浮上

  3. 3

    ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

  4. 4

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  5. 5

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  1. 6

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 7

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  3. 8

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  4. 9

    大谷翔平、笑顔の裏に別の顔 日刊ゲンダイは花巻東時代からどう報じてきたか、紙面とともに振り返る

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情