DeNAに3タテ…阪神を今季も苦しめる「魔の八回」問題

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 虎の“持病”が再発した。DeNAに3タテ食らった阪神甲子園での開幕カードで同じ相手に3連敗するのは95年の広島戦以来、実に20年ぶりの屈辱だ。

 和田監督は「悲壮感はいらない。また明日から、新たな気持ちでやるしかない」と言ったが、悔やまれたのが八回の継投ではなかったか。

 そこまで粘りの投球を見せていた先発岩崎が1死後、筒香、ロペスに連打を浴びると、和田監督は右の福原にスイッチ。ベテラン右腕は1死一、三塁からバルディリスに右前打され、続く飛雄馬にも右越え適時二塁打を許して計2点を献上。これが決勝点となって負けた。

 阪神には「魔の八回」問題が残されている。リーグ2位の昨年は、防御率(3.88)がリーグ5位。614失点(同4位)のうち、八回の98失点が最多。守護神・呉の前に投げる投手が「弱点」だった。

 今季はルーキー石崎(24=新日鉄住金鹿島)に4年目の松田(21)、14年目の安藤(37)などが七~八回を担当する。しかし、安藤は右肩の張りでもっか二軍調整中。2戦連続失点の石崎も勝利の方程式から早々と外された。

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