米国では日常茶飯事 「世紀の大トレード」日本からなぜ消えた

公開日: 更新日:

 これが日本ならばどれだけの騒動になるのか。

 現地時間5日、MLBのパドレスがブレーブスからキンブレル投手(26)とアップトン外野手(30)をトレードで獲得したと発表。見返りとして、内野手2人、マイナー選手2人に加え、今季のドラフト指名権を放出した。

 キンブレルは昨季47セーブを挙げたブレーブスの守護神。アップトンも昨季141試合に出場した俊足強肩の主力だ。2人の年俸は合計8035万ドル(約96億4200万円)。パドレスが全額負担するという。

 メジャーでは大型トレードは日常茶飯事。エースや主砲、守護神であっても「商談」の対象となる。

 ならば日本はどうか。近年、耳目を引いたトレードといえば、13年1月に日本ハムオリックスに仕掛けたものだろう。日ハムは糸井と八木(現中日)を放出し、オリックスから大引(現ヤクルト)と木佐貫、赤田を獲得した。糸井と大引は確かに主力選手とはいえ、「大型」とまで言えないだろう。

■失敗恐れ保身に走る球団フロント

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発