「復帰は期限定めず」 SB松坂の“問題発言”にナインが怒り心頭

公開日: 更新日:

「キャンプやオープン戦中ならまだしも、公式戦真っただ中にあの発言ですからね。みんなカンカンですよ」

 ソフトバンク関係者がこう話すのは松坂大輔(34)のこと。「あの発言」とは先日、本人が復帰時期に関して報道陣の前で「期限を定めていない」と言った件だ。

 松坂は21日、久しぶりに100球を超えるキャッチボールを報道陣の前で行い、「早く(チームに)戻りたいけど、(工藤)監督からも(復帰までの期間を)設けないでやってほしいと言われているので」と、マイペース調整を行っていくことを明かした。

 これに「カチン」ときたのがソフトバンクのナインだ。

 いくら「ケガ」とはいえ、松坂は3年総額12億円といわれる破格の条件で入団した。本来なら今頃、ローテーションの柱として活躍して当然。過酷なペナントレースを戦うナインが「仕事もしないで何様のつもりか」と怒るのもムリはない。

 松坂のマイペース調整が工藤監督に認められていることは、ナインも薄々知っていた。しかし、わざわざ報道陣の前で公言すれば、監督のお墨付きがあるのだから、ゆっくりやらせてもらいます、と言っているようなもの。ただでさえ松坂はキャンプ中からひとり、特別扱いされ、一部選手からひんしゅくを買っていた。

 松坂にしてみれば、報道陣の質問に正直に答えただけだろうが、あえて言うべきでない事実もあるということか。

「今回の一件でさらに逆風にさらされるとすれば、今後は一層孤立してしまう」とは冒頭の関係者だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  2. 2

    作新学院・小針監督の「不適切指導」に私が思うこと 批判するのが“無難”かもしれないけれど…

  3. 3

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  1. 6

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  2. 7

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    阿部巨人“貧打の元凶”坂本勇人の起用に執着しているウラ事情…11日は見せ場なしの4タコ、打率.153

  5. 10

    野球少年らに言いたい。ノックよりもキャッチボールに時間をかけよう、指導者は怒り方も研究して欲しい

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  4. 4

    作新学院・小針監督の「不適切指導」に私が思うこと 批判するのが“無難”かもしれないけれど…

  5. 5

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  1. 6

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由

  2. 7

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  3. 8

    田原俊彦「真ん中の足」「カッチカチ」下ネタ連発で退場危機…フジ問題でも“おまいう発言”で大ヒンシュク

  4. 9

    フジ再激震! オンカジ逮捕「ぽかぽか」演出担当社員が豪語していた夢との落差にア然

  5. 10

    長嶋茂雄さんは松井秀喜の背もたれをガーンと蹴っ飛ばし、「巨人の4番道」を説いていた