リハビリどころか体幹強化 ハム大谷は力を増して戦列復帰か

公開日: 更新日:

 開幕5試合で2度もふくらはぎがつった。通算で5回も同じ症状が出ているのだから、外野がクビをひねるのももっともかもしれない。

 大谷翔平(20=日本ハム)の「つり癖」はしかし、さほど深刻なものではない。筋肉が痙攣しているところに負荷をかけ、肉離れにつながるのを未然に防ぐ。投げようと思えば投げられるのに、首脳陣と本人があえてブレーキを踏んで登板を1度、飛ばしたという。

 まだ、エースが無理をする時期ではない。ペナントレースが佳境に入る以前に蓄積疲労を取り除き、鍛えるべき場所を鍛える。

 日本ハムのあるOBに言わせると、今回の大谷の離脱は「ミニキャンプの意味合いが強い」という。

「試合を休んで静養に充てる一方、かなりハードなトレーニングをこなしていた。主に体幹を強化したというのです。投打の二刀流を続けるシーズン中は、やることが多くてなかなかトレーニングに時間を割けない。戦列を離れた今回は、みっちり体を鍛え直せたと聞いています」

 その大谷は8日に行われた二軍戦(対DeNA戦)で約2週間ぶりの実戦復帰。2回を投げ2安打2四球を許しながらも無失点で切り抜け、ストレートは4度も159キロをマークした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動