月間MVPも 西武を牽引の“ウナギイヌ”秋山のバックボーン

公開日: 更新日:

「まだ小学生でしたが、その時は頭が真っ白というか。でも、小6で父がいなくなって何ができるかといえば、一生懸命野球をやることしかない。もともと父は僕をプロにしたいと思っていたので、その頃から父の夢でもあったプロを強く意識するようになりました」(秋山)

■愛情

 肇さんの死後、一家を支えたのは元教員の母・順子さん(59)。秋山を産んでからは専業主婦だったものの、当時小6の翔吾に加え、小4の弟、小2の妹を育てるため、神奈川県内の中学校に非常勤講師として復職。女手一つで3人の子供を育てあげた。順子さんの口癖は「お金の心配はしなくていい。自分のやりたいことをやりなさい。食べたいだけ食べなさい」だった。

「貧乏というわけではなかったのですが、母は一人で大変だったと思います。それでもつらい顔を見せず、僕や弟、妹に均等に愛情を注ぎながら育ててくれた。僕が大学(八戸大)に進学した後は、スーツケースに食材を詰めて、わざわざ差し入れを持ってきてくれたりしたこともありました。感謝してもしきれません」

■ひとり親家庭支援

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"