松山英樹も悲鳴…全米オープンが“異例尽くし”と化す理由

公開日: 更新日:

「クレージーだよ!」

 18日(現地時間)に開幕するゴルフの全米オープンの会場・チェンバーズベイGC(米ワシントン州・パー70)で練習ラウンドを行った選手たちは、厳しい表情でこう語っている。

 USGA(全米ゴルフ協会)主催の全米オープンといえば、主に米国東部の伝統ある名門コースで行われてきたが、115回目を迎えた今年の舞台は、米西海岸にロバート・トレント・ジョーンズJrが設計、07年にオープンしたパブリックの新コースだ。ゴルフライターの吉川英三郎氏がこう語る。

「今年の大会は異例尽くしです。このコースは、シアトルから車で南へ1時間の所にある砂と砂利の採取場跡地に、2030年の全米オープン招致を目標に造られた。でも、ウィングドフットGCなどが15年の開催立候補を取り下げたことで今年に決まったのです。オープン9年目の新しいコースも、太平洋岸北西部での開催も初めて。全英オープンのようなリンクススタイルのコースで基本的にグリーンにはカラーはない。コースの芝もスコットランドと同じく、すべてフェスキュー(細くて長い洋芝)という、海岸性気候(高湿度、海風等)に適したイネ科の牧草というのも全米オープンでは初です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり