時代に逆行なのに 国内ゴルフはなぜテレビ生中継しないのか

公開日: 更新日:

 先週の「サントリーレディス」は3日目の土曜日は生中継だったが、最終日は録画中継だった。

 だからテレビ中継が始まる16時には、すでに成田美寿々(22)の優勝が決まっていた。

 録画中継になると、日本女子プロゴルフ協会のスコア速報も途中で「ご覧のリアルタイム速報は、本日のテレビ放送終了まで停止させていただきます。ご了承ください」と案内表示が出てストップする。だが、ネット上やSNSではすぐに試合結果が流れ、ダレが勝ったのかが分かる。それだけでゴルフのテレビ観戦は興味が半減する。

 そもそもスポーツ中継を録画放送すること自体、ナンセンスだ。オリンピックもワールドカップもプロ野球テニスも相撲も、すべてライブである。結果の分かっている映像をダラダラと見せられても、ちっとも面白くないからだ。

 ゴルフだって例外ではない。サントリーレディスの中継はフジテレビが担当だ。4月のフジサンケイレディスでは最終日、朝7時から16時まで9時間もCS、BS、地上波で“完全生中継”するほど力を入れた。フジテレビは生中継するノウハウを持ちながら、先週はやらなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ