相次ぐ全英OP辞退 “内向き”すぎる女子に「プロ失格」の指摘

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 メジャー大会は、プロゴルファーであれば誰もが憧れる夢の舞台だ。出たくても出られないプロが世界には山ほどいる。世界のトッププロとともにプレーし、メジャーでしか得られない経験を積めば、自身のスキルアップにもつながる絶好の機会なのだ。それを自ら放棄するのは、「プロとして失格です」と、評論家の宮崎紘一氏がこう続ける。

「メジャーの舞台に一度は立ってみたいと思うのは、プロなら当然でしょう。世界のレベルを肌で感じ、新たな発見や技術を磨くにはこれ以上の機会はない。それを自ら閉ざしてしまうのですから、浅はかとしか言いようがないですね。そもそもメジャーに出場できること自体、どれだけ凄いことか分かっていたら、辞退などするわけがありません。特に藤田はキャディーとトラブルを起こし、世間を騒がせておきながら、よくそんなわがままが言えたものです。プロとして1勝を挙げ、日本代表として選ばれるのです。それを個人的な事情で辞退したり迷っているのですから、岡本綾子宮里藍といった、現在の日本人プロの地位を築き上げてくれた先輩プロたちにも失礼です」

 何より「イヤだから出ない」で済むような単純な問題ではない。出場辞退が続けば、出場枠が減らされる可能性もあり、日本女子ツアー全体に迷惑がかかることにもなる。

 向上心もなくメジャー大会までパスする女子プロばかりでは、日本ゴルフは衰退する一方だ。

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