“死のロード”も好調阪神 和田監督の頭の中は「貯金10」のみ

公開日: 更新日:

 首位阪神は同点の八回、狩野の勝ち越し弾に今成の2点適時打で3点を奪い中日に3連勝。DeNA戦からの5連勝で2位ヤクルトとのゲーム差は2.5に広がった。

 甲子園を高校球児に明け渡してから7勝2敗と好調の阪神。和田監督の頭にあるのは、ある数字だけらしい。

 阪神は14日からヤクルト、巨人、DeNA、広島と戦って、28日から甲子園に戻ってヤクルトを迎え撃つ。その時点で2位との差がどうであろうと、和田監督は貯金を2ケタに乗せておきたい。貯金2ケタでホームに戻れば目先の勝利にこだわらず、腰を据えた戦いができる。山場となる9月は余力を残している方が絶対有利だからだ。貯金にこだわるのは岡田元監督の考えとも一致する。

 計算の上では甲子園に戻る前の4カードで貯金をたったの3つ増やすだけで「大台」に乗るわけだが、そう簡単にいかないのが今年のセ・リーグだ。雨天中止がなければ、甲子園に帰った時の残り試合は27。その時貯金が2ケタになっていれば、いよいよ阪神ファンも本気になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発