U18W杯 辛うじて1安打2打点 清宮はバットも気持ちも空回り

公開日: 更新日:

 バット選びも試行錯誤が続いた。

 木製バットを使う今大会に、清宮は複数のバットを持参している。中でも大学代表との壮行試合の際、慶大の横尾から譲り受けたオールドヒッコリーのバットは、来年のドラフトの超目玉といわれる創価大の田中正義から安打を放ったもの。練習中も愛用したお気に入りだ。

 実際、27日の練習後には「1本しかないので折ったら終わりだけど、大学生と対戦して折れなかったので、使えたら使おうと思う」と言っていたが、この日はローリングスのバットを使った。その理由について清宮は試合後、「使えるリストに入っていなかった」と明かした。

 大会の規定には逆らえず、結果的に「バット問題」は強制的に解決された。本番直前までバットを決め切れなかったことは、「来た球を自分の形で打つ」と話すなど普段から感覚、感性を重視する清宮には少なからず影響したのかもしれない。バットによってサイズや重さは微妙に違うからだ。

 29日の次戦は優勝候補の米国。清宮は「この試合を次につなげたい」と話したように、1試合やった経験が生きればよいのだが。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  1. 6
    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

  2. 7
    元Kis-My-Ft2“辞めジャニ”北山宏光の大誤算…ソロコンサートのチケットが売れない!

    元Kis-My-Ft2“辞めジャニ”北山宏光の大誤算…ソロコンサートのチケットが売れない!

  3. 8
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  4. 9
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  5. 10
    岸田首相の起死回生策? 国会閉幕後に囁かれる「オールスター内閣改造」は成功するのか

    岸田首相の起死回生策? 国会閉幕後に囁かれる「オールスター内閣改造」は成功するのか