「自分は競馬界の重鎮で国民民主党の特別党員」と名乗る男が…“競馬投資”で200万円の被害に遭った女性が語る詐欺師の巧妙手口

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 右肩上がりの成長を続ける競馬市場。JRAの年間売り上げは14年連続で前年を上回り、5年連続で3兆円超えを記録した。昨年は、競馬業界を舞台にしたTBS日曜劇場のドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』も話題に。エンタメコンテンツも後押しとなり、一大ブームを巻き起こしている。

 そんな中、流行に乗じて競馬を悪用する人間も増えているという。今回は、200万円の“競馬投資詐欺被害”に遭った女性、吉田さん(30歳・仮名)に話をうかがった。

「私が、詐欺師のKと出会ったのは5年前のことでした。彼とは、共通の趣味を持つ人たちが集まるSNSコミュニティを通じて知り合いました。最初は十数人のグループ内で会話をしていたのですが、ある日、彼が私宛に個別でDMを送ってきて。そこから個人間でもやり取りをするようになりました。私のほうが少し年上で、彼は私を姉のように慕ってくれており、私も彼を弟のようにかわいがっていました。Kは元妻との関係に悩んでいたのですが、自分も両親が離婚していたので共感できる部分も多く、いろいろと相談に乗っていました」

 吉田さんとKはメッセージや通話を通して良好な関係を築いていたが、二人きりで会ったことは一度もなかったという。

「SNSのメンバーが集まるオフ会で何度か直接顔を合わせましたが、二人で会うような流れにはなりませんでした。いわゆる、男女の出会い目的ではなく、私のことを本当に信頼して悩みを打ち明けてくれているんだなと思い、それもKへの信用に繋がりました」

 日常的に連絡を取り合う中で、Kは次のようなことを吉田さんに話していた。

「『自分は投資を仕事にしており、仮想通貨や競馬ではかなりの額を稼いでいる。実は競馬業界の重鎮で、競馬アプリの開発もおこなっている』とよく言っていました。加えて『実は国民民主党の特別党員で、最近は政治関係で奔走している。政界にも顔がきく』とも。私は投資も競馬も政治も詳しくないので、純粋に『すごい人なんだな』と思いながら聞いていました。実際、SNSでは大阪に立派な家を買った報告をしていたり、『今日、競馬で100万円勝ちました!』といった報告もマメに送ってくれていました。SNSのメンバーも、みんなKに対しては一目置いていたと思います」

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