完全優勝・池田勇太に振る舞いにジャーナリストが注文

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コラム【日本のゴルフを斬る】

 男子ツアーはようやく後半戦が始まった。後半の開幕戦ともいうべきRIZAP・KBCオーガスタ(福岡・芥屋GC)は、選手会長の池田勇太が2位の小田孔明に5打の大差をつけて4日間首位を守って完全優勝した。

 しかし、最終日の観衆はわずかに3628人。同じ週に北海道・小樽CCで行われた女子ツアー・ニトリレディスの最終日4540人より少なかった。そして、スポーツ新聞の扱いも女子のほうが大きかった。

 KBCオーガスタは1973年に始まって今年で43回を数える歴史のある試合だ。ジャンボ尾崎が4回、青木功は3回優勝している。当時はギャラリーが多いことでも知られ、ジャンボが最後に勝った98年の最終日観客は何と2万2213人だった。

 AON(青木功、尾崎将司、中嶋常幸)が活躍していたころは年間46試合あったのが、今や男子は女子(37試合)よりはるかに少ない25試合。

 しかしそれでも、石川遼がベ・サンムン(韓)と優勝を争って惜しくも敗れた11年KBCオーガスタの最終日は9847人だった。

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