あり得ない“ローカルルール”から見えてくる日本ゴルフ事情

公開日: 更新日:

 日本のゴルフ場には、世界ではおおよそあり得ないヘンなローカルルールがある。

 例えば、パー3で1打目を池ポチャすると、救済措置として前進3打目は、グリーンのすぐ横からパターで打てるなんてところがある。

 ドライバーを曲げて、ブッシュに入れてボールがなくなってしまっても、3打目はブッシュの真横からで、しかもフェアウエー真ん中でもOKなんていうコースもあったりする。

 また「グリーン上ではパター以外のクラブの使用を禁止する」というのもおかしな話だ。よく米ツアープロがラウンド中に怒ってパターをへし折って、それから後はウッドでパットするケースがある。パター以外がダメならもうプレーできないことになる。

 OB(アウトオブバウンズ)というのは本来、ゴルフ場と周辺地域を隔てる境界側(コース外周)に設定されるものだ。

 ところが日本では、そこら中に白杭が、ホールとホールの間にある。中には池の周囲にぐるりと白杭を立てて、池をOB扱いにしているところもある。あるゴルフ場の支配人がこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ