高反発ドライバー規制 日本ゴルフ協会が態度“軟化”の理由

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「規則を統括している立場として、不適合クラブでプレーされることを容認することはできません。しかしながら、健康や親交を深めるためにプレーされるなど、個人の目的まで否定することはできません」

 日本ゴルフ協会(JGA)の高反発ドライバーについての見解だ(「週刊ポスト」4月24日号)。

 高反発ドライバーは2008年からルール上、使用禁止になった。アマチュアからボールを飛ばす喜びを奪ったのだ。これを理由に、ゴルフをやめるシニアが続出した。そもそもなぜ、規制されたのか。

 きっかけは日本のクラブメーカーが最先端技術を駆使し、世界に先駆けて飛ぶチタンドライバーを作ったからといわれている。そして高反発ドライバーでプロの飛距離が格段にアップしたため、1998年に突如、全米ゴルフ協会(USGA)が反発係数を問題視したのだ。

 また、ゴルフ場側の事情もあった。道具の飛躍的進化に対応できず、コース戦略が簡単になり、評価をおとしめることにもなった。

 そこでR&A(全英ゴルフ協会)とUSGAが手を組みクラブ規制に乗り出したのだが、権威主義のJGAがここにきて、高反発ドライバーへの態度を軟化させた理由は何なのか。クラブデザイナーの高橋治氏がこう言う。

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