マナー無視も 超ビギナー“わがもの顔”でゴルフ場が荒れる

公開日: 更新日:

 いつの頃からか、ゴルフ場に超ビギナーが来るようになった。

 会員権制度の崩壊、名門ゴルフ場の相次ぐ倒産。外資系企業がゴルフ場経営に乗り出してプレー費の低料金化が進み、気軽に行けるようになったのだ。

 それに団塊の世代がゴルフをやめる2015年、2025年問題もあってゴルフ人口が減少。どのゴルフ場もあの手、この手を使って若手の取り込みに必死という事情もある。それでどうなったかといえば、ジーパン、Tシャツ姿にサンダル履きでやって来るマナー知らずまで現れた。また、未経験者に無料でクラブを1本プレゼントするゴルフショップや、20歳に限りプレー代と練習場の料金を無料にするキャンペーンもあって、超ビギナーがコース内をわがもの顔で跋扈するようになった。

 かつてはダブルボギーペース、スコア108前後で回る腕前になってからようやくコースデビューという、暗黙のルールがあった。ところが今では何でもアリ。まともにスコアを数えることもできずにボールは右に行ったり、左に行ったりでちっとも前に進まず、隣ホールに球を打ち込んでも素知らぬ顔で挨拶もできない。「フォアー」という掛け声さえ知らないから迷惑な話である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因