球団要請に回答保留 ベイ中畑監督が突きつける「続投の条件」

公開日: 更新日:

■重い球団の腰

 中畑監督はこの日の試合前、連敗を喫したヤクルトの石川、館山をそれぞれ称えた一方で、「うちには中4日とか中5日で無理させてまで投げさせる投手がいない。強いて挙げるなら左の2枚(石田、砂田)」と話した。

「優勝するには何より投手力が必要」「捕手がド素人」と言ったこともある。指揮官がいくらボヤいても球団の腰は重い。今季は巨人からロペスを獲得した程度。途中加入した助っ人・ビロウ(年俸3000万円)は、この日のヤクルト戦で初先発も、二回途中5失点で早々とKOされた。

 DeNAは10億円程度といわれる赤字の圧縮を進めているとはいえ、今年は前年比で20%近い観客動員増を記録。大幅増収は確実で、グリエルに支払わなかった3億5000万円からビロウの年俸分を差し引いた、3億円強の資金もある。

「狙い目は日本ハムの2人でしょう」とは、放送関係者。

「投手は助っ人のメンドーサ(31)。2年目の今季は10勝を挙げ、メジャーも注目しているという。契約が切れることもあって、今季1億円から2億円を巡る攻防となりそうで、そうなると日本ハムはリリースするとの見方もある。捕手では大卒7年目の大野(28)です。今季中にFA権を取得し、年俸4300万円でCランクなので人的補償が必要ない。すでに複数球団が獲得に関心を示している」

 球団の“誠意”はいかに……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘