CS滑り込みロッテは“大辛査定” 日本S進出逃せば大幅減俸も

公開日: 更新日:

 昨オフの大補強で優勝候補に挙げられていたオリックスは、開幕ダッシュに失敗して、低迷。6月にはチーム低迷の責任を取って森脇監督が辞任するなど、シーズン中盤で事実上「終戦」した。楽天も7月に入って、三木谷オーナーの現場介入問題が表面化すると、一気に急降下。シーズン中盤まで「3位当確」と言われていた西武も、7月下旬から8月上旬にかけて球団ワーストの13連敗を記録して沈没した。ライバル3球団の自滅が結果的にロッテの順位を押し上げたのだ。

 ある球団関係者は「CSを突破して日本シリーズに行かない限り、状況は変わらない」とこう続ける。

「ロッテの査定は基本的に公式戦の数字が対象で、ポストシーズンは収益の見込める本拠地開催まで駒を進めて、初めてその過程も評価される。なので、3位通過の今季は日本シリーズに進む以外、査定の対象にならない。10年にリーグ3位から日本一になった時は、シリーズまで行ったからこそ、日本シリーズとCSでの活躍が査定に上積みされたのです」

 ロッテナインは何が何でもCSを突破する以外にない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー