原晋青山学院大学陸上部監督
１９６７年３月８日生まれ。広島県出身。広島・世羅高で主将として全国高校駅伝準優勝。中京大卒業後、中国電力陸上競技部１期生として入部。ケガなどで５年の競技人生を終え、同社営業部でサラリーマン人生をスタートした。０４年に青学大陸上部監督に就任。０９年、３３年ぶりに箱根駅伝出場。１２年に出雲駅伝初制覇。１５年箱根駅伝で青学大を史上初の総合優勝に導いた。
<第１回>｢出雲さえ乗り切ったら大学駅伝３冠はいける」
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大学三大駅伝の初戦の出雲駅伝は４５．１キロ、６区間のスピード駅伝だ。
１つのミスが致命傷となりかねない。優勝候補筆頭の青学大といえども「出遅れたら負ける」と原監督は警戒心を隠さない。さらなるマイナス材料もある。今季２度のケガで戦列を離れた神野をエントリーから外した。
３冠への一歩目となる出雲駅伝が、大きな難関として立ちはだかる。
しかし、神野抜きでも５０００メートル・１３分台の選手を１０人擁して「最強軍団を築くことができた」と原監督。「出雲さえ乗り切ったら、３冠はいけるんじゃないかな」とも話してくれた。１２日午後１時５分。出雲駅伝の号砲が鳴り響く――。
（取材・構成 和田悟志）
