阪神新監督に金本氏 “鉄人アニキ流”でパワーヒッター育てる

公開日: 更新日:

 阪神の監督就任が決まった金本知憲氏(47)は12年に現役を引退して以降、これまで一度も指導者経験がない。はたしてどんな野球をやるのか。ヒントは金本氏自身の現役時代にありそうだ。

 氏は広島県出身。広陵高時代は甲子園経験もない。東北福祉大4年時に大学選手権初優勝の立役者となったものの、プロがドラフトの上位指名を検討するほどの選手ではなかった。

「痩せこけて、ひょろっとした感じの選手でしたしね。当初は編成部の獲得リストにも載っていなかったといいます。けど、当時、チームの指揮を執っていた山本浩二監督がどうしても取って欲しいとプッシュして、獲得が決まった。監督のコネがあって、入団が決まった選手です」(広島OB)

 大卒ならフツーは即戦力だが、プロ1年目は5試合、2年目は42試合に出場しただけ。一時は本人もクビを覚悟したといわれている。

「目の色を変えてトレーニングや練習に明け暮れたのはそれからです。朝から晩までバットを振り、ハードな筋トレをこなして鋼のような肉体を手に入れた。そうやって中軸打者に成長したのです」(同)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは