19年全英OP北アイルランド開催の裏に「差別排除」の思惑

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 全英オープン選手権を主催するR&Aは20日、2019年大会を北アイルランド・ロイヤルポートラッシュで開催すると発表した。

 北アイルランドでの開催は1951年以来、68年ぶりのこと。北アイルランドといえば、メジャー覇者のロリー・マキロイ(26)やグレーム・マクドウェル(36)らの“母国”だ。

 最古の歴史を持つ全英オープンは、これまでスコットランドやイングランドで会場を持ち回りで開催してきた。それがいきなり68年ぶりの北アイルランド開催で、しかも150年を超える歴史の中で同地域で開催されるのは2回目。その背景に何があったのか。

 海外のゴルフ事情に詳しい、ゴルフライターの吉川英三郎氏がこう言う。

「かつての北アイルランドはテロ事件が頻発するなど、とても国際大会を開催できるような状態ではなかった。それがここ15年で安定。マキロイの出身地でもあり、12年にはアイリッシュオープンも開催され、全英の会場にふさわしいゴルフ場もあります。ようやく機は熟したということでしょう」

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