著者のコラム一覧
橋本清野球評論家

1969年5月22日、大阪府摂津市生まれ。PL学園から87年のドラフト1位で巨人に入団。高校3年時には立浪、片岡らとともに甲子園で春夏連覇を達成。巨人では主にセットアッパーとして活躍。93、94年には2年連続で52試合に登板し、当時の長嶋監督が命名した「勝利の方程式」の一翼を担った。01年にダイエーに移籍し、同年に現役を引退。プロ14年で通算134試合に登板して9勝12敗8セーブ。各球団に幅広い人脈を誇る。

楽天・嶋 「移籍の迷い」を断ち切った星野副会長からの電話

公開日: 更新日:

 嶋が星野監督の下でプレーをしたのは、11年からの4年間。13年には球団初のリーグ優勝、日本一の歓喜を分かち合いました。それだけに特別な存在のようです。

「星野監督の1、2年目は特に怒られた記憶しかありません。監督の目に逃げるような配球と映った時は、『なんでインコースに行かんのや!』と雷を落とされました」

 そんな“師弟関係”に変化が生じたのは、優勝した星野監督の3年目。この年、4月を終えた時点で11勝14敗と借金が先行すると、5月に星野監督から「嶋、ちょっと来い」と監督室に呼び出されたといいます。恐る恐るドアを開けるや、「明日からおまえが全部のミーティングをやれ」と言われたそうです。

「それから毎日、早くに球場に行ってまずスコアラーさんからデータをもらい、自分なりに分析して、バッテリーだけではなく野手のミーティングもやりました。その成果だとはまったく思っていませんが、優勝した直後にあの時と同じように監督に呼ばれたんです。ドアを開けると、『ようやった!』と初めてホメてもらい、時計をプレゼントしていただきました。あれは忘れられません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  3. 3

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  1. 6

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

  2. 7

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  3. 8

    「24時間テレビ」大成功で日テレが背負った十字架…来年のチャリティーランナー人選が難航

  4. 9

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 10

    日本ハム新庄監督は来季続投する?球団周辺から聞こえた「意味深」な声