谷原逃げ切りも 「最終日バック9に見せ場なし」と評論家酷評

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 雨が降ってグリーンはボールがよく止まった。しかしデッドに狙い、スピンがかかり過ぎてピンから遠ざかってしまうプロが多かった。つまりスピンをかけないで打つとか、バックスピン量を計算してどこに落とすか、という緻密な計算も日本人プロは下手なのがよくわかる。最終ホールでは2位に3打差をつけた谷原がティーショットを右へ大きく曲げた。

 プレッシャーのない状況でフェアウエーのど真ん中に打てず、しかも最終ホールをボギー。こんな締まりのないプロ大会は世界中どこを探しても、日本の男子大会だけだ。谷原は賞金ランク25位から一気に3位まで上昇した。谷原にプレッシャーをかけられなかった同組の藤本佳則(26)は2位で賞金2000万円。これでは「もらいすぎ」と憤りを感じるゴルフファンは多いはずだ。

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