巨人秋季キャンプ 選手たちは禁欲どころか宿舎に“監禁”状態

公開日: 更新日:

 巨人が6日、秋季キャンプを行う宮崎に到着した。宮崎空港での歓迎セレモニーで高橋由伸新監督(40)は、「新しく監督を務めることになりました高橋由伸です。慣れ親しんだ宮崎で、心技体全てでレベルアップを図りたいと思います」と挨拶。拍手を浴びた。

 3選手が関与していた野球賭博問題に揺れる巨人。今キャンプは練習後の外出時間を午後10時までとするなど門限を早めた。休日のゴルフ、パチンコも原則禁止。スポーツ紙はこれを「粛正キャンプ」「禁欲の秋」などと書いていたが、どうやらそんなものでは済まないらしい。某若手選手がこう言うのだ。

「門限が早まった? いやいや、それどころか、通常練習日は基本的には外出禁止。休日前夜もです。自覚を持て、分かっているな、と強く言われているので、つまりはそういうことでしょう。きょうから宿舎の部屋に軟禁状態。破ったら罰金もあるみたいですから、外に食事に行くのはもちろん、漫画を買いにコンビニにすら行けませんよ」

■代表メンバーにも「自粛令」

 といっても、今春までのキャンプでも門限はあった。中には、「罰金が怖くてリフレッシュできるか」と夜な夜な繁華街に繰り出す者も少なくなかったが、野球賭博という未曽有のスキャンダルの震源地になったことを考えれば、さすがにそんなことも言っていられない。しかも、8日開幕の「プレミア12」を戦う侍ジャパンに選出されている主力にまで「外出自粛令」が出ているというから、若手主体のキャンプメンバーは「監禁令」に従わざるを得ない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性